経常収支
けいじょうしゅうし(国際収支)
意味 日常的な国際取引収支
経常収支とは?
経常収支は、国際収支表の一項目で、貿易・サービス取引、投資収益、海外送金など、日常的に発生する対外取引の収支を表します。国の対外的な経済力や競争力を示す重要な指標の一つとされています。
経常収支の具体的な使い方
「最新の経済レポートによると、我が国の経常収支は3ヶ月連続で黒字だそうだよ。」
国の経済状況を示す指標として経常収支の動向を伝えている場面です。連続して黒字を記録していることから、対外的な経済活動が好調であることを示しています。
経常収支に関するよくある質問
Q.経常収支が赤字になるとどうなる?
A.経常収支が赤字になると、以下のような影響が考えられます:
1. 通貨安圧力が高まる可能性
2. 対外債務の増加
3. 外国投資家の信頼低下
4. 長期的な経済成長への悪影響
ただし、短期的な赤字は必ずしも問題ではなく、経済状況や原因によって評価が異なります。
Q.経常収支と貿易収支の違いは?
A.貿易収支は物品の輸出入バランスのみを示すのに対し、経常収支はより広範囲の取引を含みます。経常収支には貿易収支に加えて、サービス取引、投資収益、海外送金などが含まれます。つまり、経常収支は国の対外経済活動をより包括的に表す指標です。
Q.経常収支はGDPとどう関係する?
A.経常収支とGDPには密接な関係があります。経常収支の黒字は国内貯蓄が国内投資を上回っていることを意味し、その差額が海外への純貸付(または投資)となります。逆に赤字の場合、国内投資が国内貯蓄を上回り、海外からの資金流入に依存していることを示します。このバランスは国の経済成長と安定性に影響を与えます。
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