CSRD(企業サステナビリティ報告指令)
シーエスアールディー(きぎょうサステナビリティほうこくしれい)(サステナブル金融規制)
意味 EU企業のESG開示義務
CSRD(企業サステナビリティ報告指令)とは?
CSRDは、欧州連合(EU)が導入した企業のサステナビリティ報告に関する新しい規制です。大企業や上場企業に対し、環境、社会、ガバナンスに関する詳細な情報開示を義務付けています。
CSRD(企業サステナビリティ報告指令)の具体的な使い方
「EUで事業展開している我が社は、CSRDに対応するためにサステナビリティ報告書の内容を大幅に見直さなければならないね。」
EU圏内で事業を行う企業が、CSRDの要件を満たすために既存の報告書を改訂する必要性を述べています。この規制への対応が企業に大きな変更を求めていることを示唆しています。
CSRD(企業サステナビリティ報告指令)に関するよくある質問
Q.CSRDは誰に適用されるの?
A.CSRDは主にEU域内の大企業や上場企業に適用されます。具体的には、従業員250人以上、売上高4000万ユーロ以上、総資産2000万ユーロ以上のいずれかに該当する企業が対象です。また、EU域外の企業でもEU市場で事業を展開している場合は適用される可能性があります。
Q.CSRDの報告内容は何?
A.CSRDでは、環境、社会、従業員、人権、贈収賄防止、多様性などの広範なESG項目について報告が求められます。特に、気候変動関連のリスクと機会、企業活動が環境や社会に与える影響、そしてそれらに対する企業の戦略や目標などを詳細に開示する必要があります。
Q.CSRDと他の規制との関係は?
A.CSRDは、既存のEU非財務情報開示指令(NFRD)を置き換え、より包括的で厳格な報告要件を導入しています。また、EUタクソノミーやSFDR(持続可能な金融開示規則)など、他のEUのサステナビリティ関連規制とも密接に関連しており、これらの規制と整合性のある報告が求められます。
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