政府債務
せいふさいむ(財政政策)
意味 国の借金総額
政府債務とは?
政府債務は、国が借り入れた資金の総額のことです。主に国債の発行によって調達され、財政赤字を補うために使われます。過度な政府債務は将来世代への負担増加や、国の信用低下につながる可能性があります。
政府債務の具体的な使い方
「日本の政府債務はGDP比で見ると先進国の中でも高水準なんだよ。」
日本の財政状況の厳しさを表現した文です。国の経済規模に対して借金の総額が大きいことを指摘し、財政健全化の必要性を示唆しています。
政府債務に関するよくある質問
Q.政府債務はGDPの何%まで安全?
A.一般的な目安として、EU(欧州連合)の安定成長協定では、GDP比60%以下を基準としています。ただし、この数字は絶対的なものではありません。日本のように200%を超える国もあれば、より低い水準でも問題を抱える国もあります。重要なのは、債務の持続可能性と経済成長のバランスです。
Q.政府債務が増えると何が問題?
A.主な問題点は以下の通りです:
1. 利払い費の増加:予算の多くが借金の返済に充てられ、他の重要な支出が制限される
2. 将来世代への負担:返済義務が次世代に引き継がれる
3. 金利上昇リスク:債務が増えると国の信用力が低下し、借入コストが上昇する可能性がある
4. 経済成長の阻害:過度な債務は投資や消費を抑制し、経済成長を妨げる可能性がある
Q.政府債務と財政赤字の関係は?
A.財政赤字は単年度の収支不足を指し、政府債務はその累積です。財政赤字が続くと、それを補うために国債などが発行され、結果として政府債務が増加します。つまり、財政赤字は政府債務を増加させる要因の一つとなります。ただし、経済成長や財政黒字によって政府債務を減らすことも可能です。
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