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会計と税務 - M&A会計

のれん

のれん(財務会計

意味 買収時の純資産超過支払額


のれんとは?

のれんは、企業買収において支払った金額が、買収先の純資産の公正価値を超過した部分を指します。これは、ブランド価値や顧客基盤など、目に見えない価値を表すものです。会計上は無形固定資産として計上され、一定期間で償却されます。

のれんの具体的な使い方

「この買収で発生したのれんの金額が大きいけど、それだけ将来の相乗効果に期待しているってことだね。」

企業買収における無形の価値に対する支払いを説明しています。買収金額と純資産価値の差額が大きいことから、買収による将来的な事業価値向上への期待が高いことを示唆しています。

のれんに関するよくある質問

Q.のれんは償却必要?
A.はい、通常ののれんは償却が必要です。日本の会計基準では、20年以内のその効果の及ぶ期間にわたって定額法等により規則的に償却します。ただし、国際会計基準(IFRS)では償却せず、毎年減損テストを行います。
Q.負ののれんとは?
A.負ののれんは、企業買収時に支払額が買収先の純資産の公正価値を下回った場合に発生します。これは稀なケースで、通常は即時に利益として認識されます。買収先の隠れた負債や将来の損失を反映している可能性があります。
Q.のれんの減損とは?
A.のれんの減損は、のれんの価値が帳簿価額を下回ったと判断された場合に行われる会計処理です。減損テストを定期的に実施し、のれんの回収可能価額が帳簿価額を下回る場合、その差額を減損損失として計上します。

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