引当金
ひきあてきん(財務会計)
意味 将来の費用損失に備えた負債
引当金とは?
引当金は、将来発生する可能性が高い費用や損失に備えて、あらかじめ見積もって計上する会計上の負債項目です。例えば、製品保証引当金や退職給付引当金などがあります。これにより、適切な期間損益計算と財政状態の適正な表示が可能になります。
引当金の具体的な使い方
「来年の大規模修繕に備えて、今期から修繕引当金を計上し始めたほうがいいんじゃないかな。」
将来の大きな出費に備えた会計処理の提案をしています。予測される費用を事前に見積もって計上することで、財務の健全性を保つ方法を示唆しています。
引当金に関するよくある質問
Q.引当金と準備金の違いは?
A.引当金は将来の特定の費用や損失に備えて計上する負債で、費用として計上します。一方、準備金は利益処分により積み立てられる任意積立金で、純資産の部に計上されます。引当金は費用性があり、準備金は利益留保性があります。
Q.引当金の計上条件は?
A.引当金の計上には以下の条件があります:
1. 将来の特定の費用又は損失であること
2. その発生が当期以前の事象に起因すること
3. 発生の可能性が高いこと
4. その金額を合理的に見積もることができること
Q.引当金の例は?
A.代表的な引当金の例には以下があります:
・貸倒引当金:売掛金等の債権の貸し倒れに備えるもの
・退職給付引当金:従業員の退職金支払いに備えるもの
・製品保証引当金:製品の保証期間中の修理費用に備えるもの
・賞与引当金:将来の賞与支払いに備えるもの
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