相関係数
そうかんけいすう(ポートフォリオ理論)
意味 2変数の関係の強さ
相関係数とは?
相関係数は、二つの変数間の線形関係の強さを-1から+1の間の値で表す統計指標です。投資では、異なる資産のリターンがどの程度同じように動くかを示します。+1に近いほど強い正の相関、-1に近いほど強い負の相関を意味します。
相関係数の具体的な使い方
「この2つの株式の相関係数が0.8だって。かなり似た動きをする傾向があるから、分散効果はあまり期待できないかもね。」
二つの株式間の相関係数を解釈している状況を表した文です。高い正の相関関係から、これらの株式を組み合わせても分散投資の効果が限定的であることを示唆しています。
相関係数に関するよくある質問
Q.相関係数の値はどう解釈する?
A.+1に近いほど強い正の相関、-1に近いほど強い負の相関、0に近いほど相関が弱いことを示します。例えば、0.7は強い正の相関、-0.3は弱い負の相関、0.1はほとんど相関がないことを意味します。
Q.相関係数は因果関係を示すか?
A.いいえ、相関係数は2つの変数間の関連性を示すだけで、因果関係を示すものではありません。例えば、アイスクリームの売上と熱中症の発生率に正の相関があっても、アイスクリームが熱中症を引き起こすわけではありません。
Q.相関係数の欠点は何か?
A.相関係数は線形関係のみを捉えるため、非線形の関係を見逃す可能性があります。また、外れ値に敏感で、少数の極端なデータポイントが全体の相関係数を大きく変える可能性があります。投資分析では、これらの限界を理解することが重要です。
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