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投資理論と実践 - 債券投資

コンベクシティ

コンベクシティ(債券投資

意味 金利変動の非線形影響


コンベクシティとは?

コンベクシティは、金利変動に対する債券価格の非線形的な変化を示す指標です。デュレーションを補完し、より正確な債券価格の変動を予測するのに役立ちます。通常、金利が大きく変動する場合に重要となります。

コンベクシティの具体的な使い方

「この長期債のコンベクシティが高いから、金利が大きく下がった時にはより価格上昇のメリットが出そうだね。」

債券の特性を詳細に分析している状況を表した文です。コンベクシティが高い債券は、金利低下時により大きな価格上昇が期待できることを示しています。

コンベクシティに関するよくある質問

Q.コンベクシティが高いのは良いの?
A.コンベクシティが高いことは、一般的に有利な特性とされます。高いコンベクシティは、金利が下がる場合に債券価格がより大きく上昇し、金利が上がる場合に債券価格の下落を緩和する傾向があります。ただし、通常コンベクシティが高い債券は価格が高くなりやすいため、投資判断には他の要素も考慮する必要があります。
Q.デュレーションとの関係は?
A.コンベクシティはデュレーションを補完する指標です。デュレーションは金利変動に対する債券価格の感応度を線形で近似しますが、実際の債券価格の変動は非線形です。コンベクシティはこの非線形性を捉え、より正確な価格変動の予測を可能にします。特に金利の大きな変動がある場合、コンベクシティの影響が重要になります。
Q.コンベクシティはどう計算する?
A.コンベクシティの計算は複雑で、通常は専門のソフトウェアやファイナンシャルカリキュレーターを使用します。基本的な計算式は、債券の各キャッシュフローの現在価値と、その時点までの期間の2乗の積の合計を、債券の現在価値で割り、さらに(1+利回り)の2乗で割ったものです。ただし、実務では簡略化された計算方法や近似値が使用されることもあります。

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