スチュワードシップ・コード
スチュワードシップ・コード(コーポレートガバナンス)
意味 投資家の責任ある行動指針
スチュワードシップ・コードとは?
スチュワードシップ・コードは、機関投資家が投資先企業の企業価値向上や持続的成長を促すために、どのように行動すべきかを示した指針です。対話を通じた企業への関与や、議決権行使の方針などが含まれ、責任ある投資行動を促進することを目的としています。
スチュワードシップ・コードの具体的な使い方
「我が社の年金基金は、スチュワードシップ・コードに署名し、より積極的に投資先企業との対話を行っていくことになったよ。」
企業の年金基金が投資家としての責任を果たすための新たな取り組みを説明しています。機関投資家が企業価値の向上に向けて、より積極的に企業経営に関与していく姿勢を示しています。
スチュワードシップ・コードに関するよくある質問
Q.誰がスチュワードシップ・コードを守る?
A.主に機関投資家がスチュワードシップ・コードを遵守します。具体的には以下のような組織が含まれます:
1. 年金基金
2. 投資信託会社
3. 保険会社
4. 資産運用会社
5. 議決権行使助言会社
これらの機関が、投資先企業の中長期的な価値向上や持続的成長を促すために、責任ある投資行動を取ることが期待されています。
Q.スチュワードシップ活動の具体例は?
A.スチュワードシップ活動の具体例には以下のようなものがあります:
1. 投資先企業との対話(エンゲージメント)
2. 株主総会での議決権行使
3. ESG(環境・社会・ガバナンス)要素を考慮した投資判断
4. 投資先企業の経営戦略や財務状況のモニタリング
5. 他の機関投資家との協働(集団的エンゲージメント)
6. スチュワードシップ活動の実施状況や結果の公表
Q.コードは法的拘束力がありますか?
A.スチュワードシップ・コードには法的拘束力はありません。これは「プリンシプルベース(原則主義)」と「コンプライ・オア・エクスプレイン(実施するか、しない場合は理由を説明するか)」のアプローチに基づいています。つまり、各機関投資家が自らの状況に応じてコードの趣旨を解釈し、適切に実施することが期待されています。実施しない場合は、その理由を説明する必要があります。
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