デフォルト確率(PD)
デフォルトカクリツ(ピーディー)(信用リスク)
意味 債務不履行の確率
デフォルト確率(PD)とは?
デフォルト確率(PD: Probability of Default)は、借り手が一定期間内に債務不履行に陥る確率を示します。これは信用リスク評価の重要な要素で、貸し手が融資の決定や金利の設定を行う際に参考にします。
デフォルト確率(PD)の具体的な使い方
「この企業のデフォルト確率が2%から3%に上昇したので、融資条件を見直す必要があるかもしれません。」
ある企業の信用リスクの変化を指摘しています。デフォルト確率の上昇が融資条件の再検討につながる可能性を示唆しています。
デフォルト確率(PD)に関するよくある質問
Q.デフォルト確率はどう計算する?
A.デフォルト確率の計算方法には様々なモデルがありますが、一般的には以下の要素を考慮します:
1. 財務諸表データ(収益性、流動性、レバレッジなど)
2. 市場データ(株価、債券価格など)
3. マクロ経済指標
4. 過去のデフォルト事例
これらのデータを統計的手法で分析し、確率を算出します。
Q.デフォルト確率0%はありえる?
A.理論上、デフォルト確率が完全に0%になることはほぼありません。どんなに信用力の高い企業や国であっても、予期せぬ事態や経済環境の激変によりデフォルトのリスクは常に存在します。したがって、実務上はデフォルト確率が極めて低い場合でも、0%とはみなしません。
Q.高いデフォルト確率でも融資OK?
A.デフォルト確率が高くても融資が行われる場合があります。ただし、通常はリスクに見合った高い金利が設定されたり、より厳しい融資条件(担保要求、返済期間短縮など)が課されたりします。また、デフォルト確率に応じて融資額が制限されることも一般的です。リスクと見返りのバランスを考慮して判断されます。
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