増分キャッシュフロー
ゾウブンキャッシュフロー(投資決定)
意味 投資による追加的な現金
増分キャッシュフローとは?
増分キャッシュフローは、特定の投資プロジェクトや事業決定によって生じる追加的なキャッシュフローのことです。この概念は、投資決定を行う際に、その投資がもたらす純粋な経済的影響を評価するために用いられます。
増分キャッシュフローの具体的な使い方
「新製品ラインの導入による増分キャッシュフローを分析して、その投資の妥当性を判断しよう。」
新規事業への投資判断を行う状況を示しています。プロジェクトが生み出す追加的な現金の流れを計算し、投資の価値を評価します。
増分キャッシュフローに関するよくある質問
Q.埋没コストは含めるべきですか?
A.増分キャッシュフロー分析では、埋没コスト(過去に発生し、回収不能な費用)は含めるべきではありません。これは、投資決定時点で既に発生しており、その決定によって変化しないためです。増分キャッシュフローは、投資決定によって新たに生じる現金の流れのみを考慮します。
Q.税金効果はどう扱いますか?
A.増分キャッシュフロー分析では、投資による税金効果も考慮する必要があります。これには、減価償却による節税効果や、追加収益に対する法人税などが含まれます。税引後の増分キャッシュフローを計算することで、より正確な投資評価が可能になります。
Q.運転資本の変化は考慮すべき?
A.はい、運転資本の変化は増分キャッシュフロー分析に含めるべき重要な要素です。新規プロジェクトや事業拡大に伴い、在庫や売掛金が増加する場合、それらは追加的な資金需要を生み出します。逆に、プロジェクト終了時には運転資本が回収されるため、これらの変化を適切に反映させることが重要です。
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