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リスク管理 - 信用リスク

エクスポージャー(EAD)

エクスポージャー(イーエーディー)(信用リスク

意味 債務不履行時の損失額


エクスポージャー(EAD)とは?

エクスポージャー(EAD: Exposure at Default)は、借り手がデフォルトした時点で、貸し手が潜在的に失う可能性のある金額を指します。これには、現在の債務残高に加えて、未使用の融資枠なども含まれることがあります。

エクスポージャー(EAD)の具体的な使い方

「この取引先へのエクスポージャーが増大しているので、リスク分散を考える必要があるかもしれません。」

特定の取引先に対するリスクの集中を指摘しています。エクスポージャーの増加がリスク管理上の課題となる可能性を示唆しています。

エクスポージャー(EAD)に関するよくある質問

Q.EADは融資残高と同じですか?
A.必ずしも同じではありません。EADには現在の融資残高に加えて、未使用の融資枠からの追加的な引き出しも含まれることがあります。例えば、与信枠が1000万円で現在の残高が600万円の場合、EADは600万円を超える可能性があります。
Q.EADはなぜ重要なのですか?
A.EADは信用リスクの定量化に不可欠です。デフォルト時に実際に失う可能性のある金額を示すため、適切な引当金の設定や必要資本の計算に直接影響します。また、リスク集中の管理にも役立ちます。
Q.EADの予測は難しいのですか?
A.EADの予測には確かに難しさがあります。特に、未使用の融資枠がある場合や、デリバティブ取引など、将来の価値変動が大きい商品の場合は予測が複雑になります。過去のデータ分析や統計的手法、シナリオ分析などを組み合わせて予測精度を高める努力が必要です。

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