デフォルト時損失率(LGD)
デフォルトジソンシツリツ(エルジーディー)(信用リスク)
意味 債務不履行時の損失割合
デフォルト時損失率(LGD)とは?
デフォルト時損失率(LGD: Loss Given Default)は、借り手がデフォルトした場合に、貸し手が被る損失の割合を示します。これは通常、貸出額に対する割合で表され、信用リスク管理において重要な指標です。
デフォルト時損失率(LGD)の具体的な使い方
「この融資案件のLGDが40%と高めだけど、他の要素も考慮して総合的に判断しよう。」
ある融資案件のリスク評価を行っています。デフォルト時損失率が高いことを指摘しつつ、他の要素も含めた総合的な判断の必要性を示しています。
デフォルト時損失率(LGD)に関するよくある質問
Q.LGDはどのように計算されますか?
A.LGDは通常、(1 - 回収率)として計算されます。例えば、デフォルト時の債権額が100万円で、最終的に60万円回収できた場合、回収率は60%となり、LGDは40%(1 - 0.60)となります。
Q.LGDが高いと何が問題ですか?
A.LGDが高いということは、デフォルト時の損失が大きくなる可能性が高いことを意味します。これは貸し手にとってリスクが高く、より多くの資本を準備する必要があったり、融資条件が厳しくなる可能性があります。
Q.LGDを下げるには何をすべきですか?
A.LGDを下げるには、以下の方法が考えられます:
1. 担保の取得や増額
2. 保証人の設定
3. デフォルト時の回収プロセスの効率化
4. 債権の早期売却オプションの確保
これらにより、デフォルト時の回収率を上げ、結果としてLGDを下げることができます。
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